俺は4時15分。

バッキー・イノウエとワイワイナワイモ。

さあ、船底を削って帆をあげよう。

どこかで誰かがーー、
上條恒彦の「誰かが風の中で」という歌がかかってる。
なんなんだ、歌て。
今度は野口五郎か。
私鉄電車か。せつないな。
歌詞メロディー歌唱、最高のバランスだな。最高だ。
次はチューリップの心の旅か。年代絞りの選曲だな。
1970年代前半か。
おっ、涙をふいて、か。
涙をふいて抱きしめあえたら、か。

次から次から聞いたことがなかった歌や知らなかった音楽に
引きこまれて引きこまれて仕方なかった俺が、
聞いたことのある歌やリズムやメロディーを聞きたいと思っている。
なんなんだろう。

先日やり手の友達が、
「年々同じもんを着たりずっと変わらない店に行って同じようなことばかり言うのは、楽だからですよ、抜けださないとあかんと思う。酒は気持いいからね」
と笑いながらマジな目で言ってくれた。 
そうだと思う。そのとおりだ。
「やり過ぎるぐらいやって、ちょうどいいのだ」と、世阿弥が言っていたそうだが、
それを普段着にする覚悟を持とう。

ホットウイスキーを飲んでいる。
グラスの中のちょうじ(グローブ)は人生ゲームの人のピンに似ている。
さあ、新しい音楽を聞きに行こう。ゴー。

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