コラムを書き始めた。
一話目は、真夏の胡瓜は食卓ですぐになくなるということを書いた。
春やら秋と比べたら一瞬で胡瓜のヌカ漬はなくなる。
二話目は、農家から届く野菜の箱もかわいいということを書いた。
三話目は、青瓜の古漬がかわいそうだと思う。を書いた。
四話目は、ほんの少し何かがあるだけでご馳走になる白ごはん。を書いた。
そして今日は、過酷な使われ方をしているうちの杉樽と修繕のことについて書いた。
全部に画像も付けて、たいへんよくがんばっている。
書いているとまるで毛細血管まで何かが届くような気がする。
もっと早く、過酷な使われ方をしているうちのヌカ樽のことを書いてあげればよかった。
箍(タガ)を掛け直すと樽はいきいきとする。
俺は、直す、洗う、磨くを、疎かにしていたのか、と
今日も樽を洗いながらそれがよぎった。