これでいいのかなあと、ふと手を止めてしまうことがある。
お漬物を買っていただくことにプラスして
お話したり歌ったり踊ったりなぜ俺はしないんだと考えてしまう。
こんなにたくさんの人たちが店の前を通られる時に
必ず、チラッとでも店を見てくれる。
こんなにシアワセなことはないだろう。
うちの店が劇場だとしたら毎日、数千人の方が見てくれる。
イノウエ、どうしたんだ。
若い頃はそんな時、いきなり企画書を書きまくって走りまわったじゃないか。
もっと変化をしてたじゃないか。
年齢のせいにするなよ、イノウエ。
年齢とともに変化に億劫になることは実感しているが
それでも、それではつまらんぜよ。
なんで、ぜよ、なんだかわからないが、チョットやろうじゃないか、イノウエ。
街のカーロス・リベラなんだろ。まだホセとは戦ってねえ。
さあ、いこうぜ。